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日本企業の海外進出ブームについて冷静に考えてみた

medium_4310285640.jpg photo credit: efilpera via photopin cc

2010年から、日本企業の海外進出ラッシュが止まらない。

昨年の大震災はこれに拍車をかけた。

 

海外展開、みんな出てってないなら今はチャンスだと思う。

けど、周囲に海外展開・アジア展開を決断し動き出した人が多くなってきたら要注意かもしれない。

日本は1989年も然り、1997年も然り、基本的に市場の高値で行動を取り、資金調達が止まり、また市場が急減速し撤退する傾向がある。

 

今回もマスコミの大合唱が凄い、「日本はダメ」「海外行くべし」的な。

ある意味、逆説的に伺えた方がいいかもと。

間違いなく大きな市場がチャンスがそこにある。

マスコミや多過ぎる煽り屋さん達の言うとおりに頭が洗脳されて出て行くのは避けた方がいい。

どちらにせよ、自分の目で見て頭で考えて行動すれば、最終的に外に出るという選択肢になることが多いと思う。

でも全体の風潮に流れると、タイミングが悪くなりやすいということ。

それは市場がピークだったり、会社の状況からして早過ぎたりと。

海外で製造して日本で販売するという所謂オフショアモデルなら難しくはないだろう。

けど、海外相手にビジネスをするということはそんなに簡単なことではない。

世界がネットで繋がったとはいえ、時間もお金もかかる。

 

こんなこと申し上げるのは大変恐縮なのだが、経験則上、煽る人達の大半は海外と本気でビジネスをしたことがない。

絶対に、真実を見て欲しい、自分で腹の底から決断して欲しい。

そうじゃないと折れるのも諦めるのも簡単になってしまうから。

 

大衆の大合唱を冷静な目で一意見として受け入れ、そういった時期は歴史上ピークであることが多いことを頭に入れつつ、決断した道を脇目も逸らさず全身全霊で走り抜ける。

時代の荒波を駆け抜けてきた経営者達は皆そうだったと思う。

自分も絶対にそこにいるし、そんな皆様を応援してます。

余計な、かつ偉そうな意見を大変失礼致しました。