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欧米訪問その2 【フランクフルト】

【ドイツ・フランクフルト】

月曜の夜に入って、水曜の昼まで、ドイツ料理やドイツビールを楽しみながらこれまた人に会いまくりました。

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(↑ECBのビル)


【各金融機関とのMTGでの学びや雑感など】

・現地の金融機関トップや機関投資家、エクイティーセールスの方々や、ドイツ有力プライベートバンクのメッツラーの方々など、多くのことを学ぶ事ができました。

・ドイツポスト(日本の郵政公社の立ち位置)のトップが2008年にスイスの脱税リスト載っており逮捕され、大問題になった。その後ドイツはスイスに対して厳しく取り締まっている。

・現地にはスイスのチューリッヒやジュネーブでの経験が長い方も多かったが、在籍当時は日本からのマネーは流入し続けていたし、日本の有名人もドイツの有名人も、よく街で見かけることがあった。

・しかし、オフショアビジネスを考えるときに日本の金融庁の存在を忘れてはいけない。

・ドイツは日本と同じように福祉に厚いドイツでは業界年金が大きいのでアセットマネジメントビジネスなどはポテンシャルが高い。

・日本の金融機関はあるが、ほとんどが支店扱いで運営している。

・機関投資家セールスの話では、ドイツの機関投資家はあまりヘッジファンドでなくロング中心である。といっても近年はアジア株のオーダーが増えているので最近はアジアのレポートを読んでいることが多い。保守的なドイツ人とのビジネスなので、長期の株をしっかりと提案できることが大事。

・メッツラーは完全に長期的なリレーションに特化しているのでブローカレッジの頻度は他社に比べて極めて低い、結果としてAUMに対するCOMも大きく他社水準を下回っている。またアセットマネジメント部門を独自で持っていて、パフォーマンスを上げる体制を徹底して整えている。 ・メッツラーは様々なコンシェルジュのようなサービスも交えることで、他社との差別化行っている。

・もともとメッツラー自体が超富裕層なので、その超富裕層ネットワークで資産導入したりできるし、超富裕層向けのマーケティングもよく理解している。

 

 

【日銀白川総裁講演】

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・現地を訪問させて頂いたタイミングでたまたま、BOJの白川総裁の記念講演が現地のフランクフルト大学にて行われました。MTGさせて頂いたフランクフルト法人会のトップからの配慮で参加させて頂くことができました。

・ECBの副会長やフランクフルト証券取引所の幹部など、そうそうたるメンバーが列席。

・総裁のお話は、BOJの歴史やこれまでのBOJの経済政策・金融政策・財政政策について。バブル崩壊や山一証券の破綻などにみられる1997年の金融危機への対処。そして2008年への対応などを中心にお話された。

・FRBやECBなどに敬意を払いながら、日本ならではの金融政策操縦の難しさと日本ならでは対応を説明された。特にFRBの今回の金融危機に対するスピードは予想以上だと難しい中の判断を称えていた。

・フランクフルトに関しては横浜市や福岡市などの代表オフィスがあり、日本との関係も長い。 また、世界で唯一、2つの中央銀行が存在する都市である。ECB(欧州中央銀行)とGCB(ドイツの中央銀行)

 ・その後レセプションにて、なんと白川総裁とも名刺交換をさせて頂いたり、地元金融機関などの方々とも交流の機会を頂きました。

 

 

【アリアンツとのMTG】

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・同僚のアレンジの御蔭でアリアンツの運用会社であるRCMアセットマネジメントを訪問。

・システミックアナリスト(クオンツアナリストのようなイメージ)とポートフォリオマネージャーとMTG。

・株のロングポジションの保有と同時にオプションのコールを売ることで、そのスプレッドを取りいくファンドや徹底した分散を通じてβを消し、αを最大化するファンドなどが主流のファンド。

(所感)

これらの話を聞いて改めて実感したのは、ドイツ文化が保守的であり、常にヘッジや分散を強調すること。

また、ロンドンでも感じたことだが、欧州はリスクマネジメントが非常に発達しているように伺える。

東南アジアにいて、見込み顧客と話をしていると、この辺りの感覚が狂ってくることを改めて認識。

このリスクマネジメントの部分をアジアでも丁寧に対応し続ければ、相場下落時に大きな資産の導入が可能だと考えられる。

金融危機後の大上昇相場を経験した東南アジアでは、ここからバンカーの真の質が見られることと伺える。

 

 

【その他の気付きなど】

・タクシーでぼられることはあまりないようで、それはとてもありがたい。

・英語レベルが本当に高い、コンビニの店員レベルでも普通にしゃべれる

・ザ金融の街って感じ。基本的には高いビルは禁じられているが金融街に限っては認められているそう。ドイチェとコメルツはデカすぎ

・夜になると治安があんまよくはなさそう、フランクフルト駅前に止まったのに関わらず、正直雰囲気はあんまよ くない。

・マインタワーから見た景色は素晴らしかった。ヨーロッパは陸で続いているから、海外が当たり前。もっともっと多くの世界を見てみたいと思わせる、感動的な景色だった。